2016-05-02

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「箱庭動物園」でおなじみ安斉さんと「遊蛾堂」のちあきさんを、ホームの湿地にお招きしてご案内。

歩き始めてすぐに目についたニワハンミョウ。

できるだけ背伸びしたところを撮るとかっこよい写真になる。

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湿地ではまだ名物ハッチョウトンボが発生しておらずさてどうしようかと思っていたのだが、ムカシヤンマは初見とのことでやや安心する。

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それぞれ専門というか強く興味を持つ分野が違うので、普段自分一人で散策するだけでは目に入ってこない生き物を見つけていただけて嬉しい。というか、こんなにいろいろいるのかと、この湿地の豊饒さに改めて驚いた。

イボタガ見たことないんですよーと話してたら、これがその幼虫とあっさり見つけていただく。孵化直後で卵の殻をむしゃむしゃする一齢のお子。

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これも初めて実物を見たアケビコノハの幼虫。なんと美しい生き物か。

しかし小さかった頃、これが大写しになった図鑑のページが怖くて開けなかったことは内緒だ。

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安斉さんは水辺にご執心。ここでは一度しか見たことのなかったヒメタイコウチをあっさり発見される。

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捕食動物らしいかっこよさと、不便そうな短い呼吸管のアンバランスがいい。

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蛾のお子が多い時期なので、落ちてきたそれらを狙うオサムシが増えてきた。

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池の周囲はまだ大型のヤンマが現れていないので、タベサナエが我が物顔。

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やや大き目のコメツキが飛び立つ瞬間。

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アオスジアゲハが増えてきた。

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カゲロウの一種。この時期カワゲラと並んでよく目にする。

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これまで他の生き物屋さんとフィールドをご一緒したときにも感じたことだが、それぞれ興味の対象が異なると自分の好きなものを追うことに集中しだし途中から相手のことなどまったく目に入らなくなる。小学校の遠足だと先生がご乱心するレベルだが、そこは大人なので目を離しても気楽なもの。自分もハチの尻を追いかけることにする。

小型のクモバチの一種がハエトリグモを抱えていた。

足は全て根元から絶ち落としてあるところが面白い。

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先週も撮ったやや大型のツツハナバチの一種。

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今日はできるだけ大写しで飛翔を狙ってみる。

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同定はまたそのうち。

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ここでは珍しくセイボウの一種が見られた。

寄生先となるアナバチ類の巣穴を探しているようだった。

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春の虫が終わり夏の虫が顔を出すまでのやや空白期間に当たるので、虫の顔ぶれがやや寂しいのではと危惧していたのだが、フィールド慣れしている人は季節毎の楽しみ方もちゃんと心得たもの。楽しんでいただけたようで、よかったよかった。