2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

2008-11-30

■ [本] 『社交ダンスが終わった夜に』 レイ・ブラッドベリ(新潮文庫) 深夜の路面電車に乗り合わせた男女の会話は、やがて不思議な結末へと…ふわりとした余韻を残す表題作のほか、急場しのぎにでっち上げ、リールの順番さえ間違えて上映した映画がベネチア…

2008-11-29

■ [映画] 『スターシップ・トゥルーパーズ3』 二作目は半分寝てしまったもの、前半のぐだぐだ加減や巷での評判から観返すようなことはしなかった。しかし今回はあえて一作目のスタイルを踏襲することでずっと良くなっている。しかも一作目の主役であったリコ…

2008-11-26

■ [異形の群れ] 海の恵み 黄昏刻に橋の上で最初にすれ違った相手から聞かされる声というのは、言霊が人の口にこと寄せてのお告げとなると言われているらしい。そんな話しをどこかで読んだのだが、なんの本だっけ。しかし今日は向こうからやって来る人影はな…

2008-11-25

■ [異形の群れ] Re-Animator 「しかし…本当に甦るのかね、Dr.ウェスト」副大統領はいまだ半信半疑だが、今はこの怪しげな医者に頼るしか術がなかった。ウェストと呼ばれた医師が、不気味な蛍光色に光る薬品の詰まった注射器をストレッチャーにだらしなく横た…

2008-11-24

■ めも 『ロストボーイ』の続編は時間がなくて観られないまま返却してしまった。また来週借りてこよう。 『ジャンパー』映画らしい改変をそこかしこに施してすっきり観やすいものの、原作にあった人物造形をすっぱり削ぎ落としてしまったので、これだけを観…

2008-11-23

■ [異形の群れ] Armageddon Days Are Here 土星の猫がいよいよ地球への侵攻を開始するらしいとの報は、瞬く間にウルタール中の猫に知れ渡った。月の裏側でこそこそするだけでは飽き足らず、ついにここ地球をも蹂躙しようというのだ。この未曾有の事態に全ウ…

2008-11-22

■ [映画] 『デイ・オブ・ザ・デッド2』 ロメロさんの同題作(邦題『死霊のえじき』)の続編。という勝手な触れ込みの出所すら怪しいチープな一本。しかし内容はまるきり無関係なのでそちらを観ていなくても安心して観賞できますよ…などと無責任に薦めたら後…

2008-11-21

■ [本] 『タイタス・クロウの帰還』 ブライアン・ラムレイ(創元推理文庫) 霊能力者タイタス・クロウとともにクトゥルー眷属邪神群の襲撃に遭い、以後10年に亙り行方不明となっていたアンリ・ド・マリニーが半死半生の姿で発見された。二人は四次元に逃れた…

2008-11-20

■ [異形の群れ] 庭の片隅で眠るもの 「ん、なんだお前、おいらが見えるのか」大きな目を輝かせて上から覗き込んできた女の子を見て、ねぼけていたおいらはうっかり声をかけてしまった。「!」ははは、びっくりさせてしまった。頭の王冠をひょいと持ち上げ名…

2008-11-19

■ [異形の群れ] 千の子をはらみし森のくろやぎさん ながれものが深い森の中をさまよっていました。「やあ、こいつはすっかりまよっちまったぞ」男はもう二日も、なにも食べていません。いよいよねんぐのおさめどきかとあきらめかけたとき、ひらけたくうかん…

2008-11-18

■ [異形の群れ] ブリーダー 「今度の日曜はカブトムシでも捕りに行こうか」父の問いに嫌な予感を抱きつつ、僕は恐る恐る訊きかえした。「なんで」「だってお前欲しがってただろう」「みんなは外国の大きなカブトムシを持ってるんだよ。日本の小さなカブトム…

2008-11-17

■ [異形の群れ] 疫病神 カフェに入っていくと懐かしい顔を見つけた。同時に向こうも俺を目にし、即座に声をかけてきた。「三年ぶりに鹿狩りにきたよ」途端にいやな記憶が甦り、俺は不機嫌を隠そうともせずに返した。「お前に狩りは向いていない。すっぱりや…

2008-11-16

■ [異形の群れ] 面倒なお年頃 また大潮だ。もう3年にもなるってのに、ぜんぜん慣れないんだけど。とりあえず海行くか。めんどくさい。まったく、狼男(女)とかだったらどんなによかったことか。ほら、人狼っていうとちょっとかっこいいじゃん。英語で言った…

2008-11-15

■ めも なんか周囲の人たちが「邦画オールタイムベストテン」に参加してるので、うちも書いてみる。そういえば去年は洋画でやってたっけ。例によって出来云々よりも単に好きな映画で、監督がかぶらないように選んでみた。 『讃歌―春琴抄―』 『さびしんぼう』…

2008-11-14

■ [異形の群れ] 太平洋方面調査隊の報告書 奴の夢ん中で膨らんだ意識の欠片がたまたま同調した他の生き物の夢に入り込んでな、こんな風にちょっとだけ顕現して人に害を成すことがあるんだよ。 なあに、こんなのはまだ赤ん坊みたいなもんだ。それでも相手は神…

2008-11-13

■ [異形の群れ] 下級戦闘員のバラッド あの娘はまだ元気だろうか。初めて話したあの日、彼女は海辺で一緒にイソメを食べようと誘ってくれた。しかしうぶだった私はすっかり怖気づいてしまい、生餌は苦手だなどと冷たくあしらってしまった。 やがて私はしきた…

2008-11-12

■ [ラクガキ] おめざめ☆アザトース 罵詈雑言! 昨日のネタを元に知り合いの物書き氏が書いてくれたので転載。 次世代ゲーム機風の魔法エフェクトが消え去り、校庭のど真ん中に立っていたのは、魔法少女趣味……ではなく、露出度の限界を超えた衣装に身を包んだ…

2008-11-11

■ [異形の群れ] 狙いすぎ ・ ・ ・ ・

2008-11-10

■ [異形の群れ] 観察する者 数年前から身近な昆虫を観察しては写真に撮ることを趣味にしてきたのだが、このところ以前には見られなかった不思議な虫たちが増えてきた。いや不思議などと曖昧な表現はよそう。どれもこれまでに見たことのある種類の虫なのだが…

2008-11-09

■ めも 雨と寒さで、久しぶりにカメラを手にすることもなかった週末。来週晴れたとしても、もうハチには遭えないかもしれない。そろそろ望遠に付け替えて鳥狙いにするか。 料理中、結構盛大に指をすっぱりやってしまったので、今日はおとなしく読書。今年も…

2008-11-08

■ [異形の群れ] 供物 拝啓 寒さの厳しい季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。こちらアーカムでは先日、初雪が見られました。寒いのが苦手な母さんには厳しいかもしれませんが、私はここがとても気に入っています。父を海で亡くして以来女手ひとつで…

2008-11-07

■ [ラクガキ] めも たまごまごさんのところで『サナギさん』が最終回を迎えたことを知り、急遽描いてみた。なんというか…誰だこれ。 インスマス面を可愛く描くための習作。『タイタス・クロウの帰還』発売前に『タイタス・クロウの事件簿』を再読してみる。…

2008-11-06

■ [今日の早川さん] 二本 【その1】 【その2】

2008-11-05

■ めも 早川さんが間に合わなかったのでまた明日。とりあえずハラビロカマキリでごまかしておく。あと、『ナイト・ワールド』のラストの素晴らしい余韻を味わうために、『ザ・キープ/城塞』だけでも読んでおいてほしいなあ、とか。 この辺りで見かけるのはほ…

2008-11-04

■ [今日の早川さん] 二本 「香水/パフューム」 「ガラスの仮面」

2008-11-03

■ [ラクガキ] 頭痛がひどいので1時間縛りのラクガキ。 頭が痛いのにその後Gears of Warをプレイしてしまい、たったの15分で死ぬんじゃないかというほどひどい吐き気に悩まされることになってしまった。体調万全でないと3Dのゲームはプレイできない。カメラ…

2008-11-02

■ [本] 『宇宙細胞』 黒葉雅人 (徳間書店) 南極大陸で巨大に成長する単細胞の粘体が発見された。氷丘おおふじ基地の氷床掘削技術者伊吹舞華は同僚の起こした事故を契機に隠された秘密に気づく。唱和基地で調理師の変死を目撃した舞華は、さらに秘密に近づ…

2008-11-01

■ [映画] 二本 『グリズリー・パーク』 カリフォルニアの大森林地帯に広がる自然公園「グリズリー・パーク」。軽犯罪を犯した8人の若い男女が、社会奉仕活動としてこの公園内の清掃を命じられる。折しも、指名手配中の猟奇殺人犯が園内に逃げ込み、職員らを…